四国はひとつ

広島原爆慰霊碑に献花(8月6日) 昨年に続き原水禁世界大会、広島市主催の平和記念式典、日本共産党代表団の慰霊碑献花に参加しました。

式典では私の頬を涙がつたいました。一つは子どもの代表が「被爆者のみなさんの平均年齢は80歳を超えました。私たちには被ばくの実相を知らせる義務があります」と語ったことへの感動の涙。

もう一つは安倍首相の被爆者への思いも、核兵器をなくす具体的な提案もない無味乾燥なあいさつに対する怒りと憐みの涙です。

世界大会は26カ国89人の外国代表団、全国各地5500人が核兵器廃絶への思いを込め熱気ムンムン。二度とヒバクシャを生まない唯一の保障は核兵器の廃絶―。全国・全世界で沸き起こる熱いエールを交歓しました。

党創立94周年記念講演会で志位委員長は「綱領を平素から語り広げよう」。今回の参院選ほど綱領に焦点があたり語られた選挙はありませんでした。自衛隊と憲法、統一戦線の考え方など国民の懐に深く広く飛み語り合い疑問を解決し、ともに歩んでいく。この営みが未来を拓くカギとなります。

次の焦点は、2年半後までに必ずある総選挙です。四国ではまたしても議席を得ることができませんでしたが、いつまでもこの状態を放置することはできません。県議を辞し挑戦する白川容子さんを何としても国会に送らねばなりません。四国4県の覚悟と構えが問われます。定数6に、平和と庶民の議席を必ず―。「四国はひとつ」と燃えに燃えてたたかいましょう。

今回をもっていったん爽風をお休みさせていただきます。毎週悪戦苦闘しながら書き続けられたのは、何より読者のみなさんの励ましのおかげ。拙文にお付き合いくださり感謝の言葉しかありません。また新しい形でお目にかかれることを願いながら、ペンを置かせていただきます。暑さ厳しい折、どうかご自愛ください。

〈高知民報 2016円8月14日付より〉

行動する少年

島根の青年、福島統一候補と 鳥越俊太郎氏が健闘した東京都知事選。敗れたとはいえ野党共闘の力は引き続き示されました。自公の正式候補者も敗北。マスコミでも「政権に痛手」と報じられています。都民は自民党を選んだわけではなく、「自民党の一部を相手に孤軍奮闘する女性候補」に支持が集まったとみるべきでしょう。いわんや右翼思想が支持されたわけではないことは確かなようです。

南米初のリオ五輪がいよいよ開幕。28競技306種目で競い合います。ロシアのドーピング、現地の準備の遅れ、シリア・南スーダンでは「難民チーム」も結成。様々な困難を乗り越え「平和の祭典」として成功させてほしい。日本選手団の躍動も楽しみ。眠れない夜が続きそうです。

7月30日、松江、出雲にあいさつへ。松江では水郷祭が行われていました。宍道湖の真ん中から上がる花火は1万発で西日本最大級。見物客の多さに「島根県民全員がここにいるんじゃないか」と見まがう賑わいでした。28日には仁淀川町の中津渓谷へ妻・義母と。仁淀ブルーの川面に大きな白い岩、そこに棲むアメゴたち、癒し効果抜群の旅でした。隣接の湯の森温泉もおすすめスポットです。

参院選のキーワードは「野党共闘」と「行動する若者」でした。高知でも青年学生が輝きを見せてくれました。ある大学の慰労会では「初めて選挙カーに乗った」、「初めてビラをまいた」、「初めて友達に支持を頼んだ」と初物ずくしの体験談が次々。「次代を担う力が育っている」といたく感動。

あいさつに回りながら3人の方に入党していただきました。アベ政治への強い批判を持ち、「政治を変える生き方をできるところから」、「次の選挙では必ず勝ちましょう」の呼びかけに答えていただきました。仲間が増えるごとに、負けた悔しさが、次のたたかいへの活力に変化していく自分があります。

〈高知民報 2016年8月7日付より〉

中四9県の旅

愛媛党創立94周年集会 「私たちは、ただ普通に静かに暮らしたいだけ」―。ヘリパット建設阻止を掲げ座り込みを続ける沖縄・高江のみなさんを激励したのは昨年12月でした。

集落をとり囲むようにヘリパット基地が建設されようとしている高江。映画「標的の村」の舞台にもなりました。暴力で市民を排除した安倍政権の蛮行は絶対に許せない。憲法破壊、戦争する国づくりと一体に沖縄の人々の願いを踏みにじる政権に未来はありません。沖縄と連帯し、民主主義をとりもどすたたかいを続けます。

都知事選も佳境。「核武装、靖国参拝、侵略戦争賛美、日本会議国会議員懇談会副会長」―。ウルトラ右翼の自民党現職衆院議員の小池百合子氏らとのデッドヒートです。「女性だから」では済まされません。全国の良心を東京に集中しましょう。野党共闘は参院選がホップ、都知事選がステップ、総選挙でジャンプ。安倍政権打倒へ意義あるたたかいです。

選挙結果をご報告する旅を続けています。18日徳島、19日香川、22日愛媛、23日故郷岡山・美作市、24日津山市。選挙中と変わらない忙しさで、やっぱり中国四国9県は広い。

美作市では「春名を励ます会」のみなさんが慰労会を開いてくれました。「あなたはまだ若い、頑張って。ずっと支えます」との言葉。10代の若者と選挙で大奮闘された女性がその場で入党。喜びが広がりました。

徳島では選挙中の演説会よりも多いんじゃないかとみまがうほどの多数を迎えての報告会。愛媛の94周年記念集会も盛り上がりました。

どこでも涙と決意の出会いです。「涙」は私が議席に届かなかった悔しさと申し訳なさ。「決意」は野党共闘の発展と強く大きな党をつくろうとの思い。猛烈にがんばっていただいたみなさんの姿が私の胸に深く刻み込まれていく。こりゃ、へこたれている場合じゃないぞ。

〈高知民報 2016年7月31日付より〉

第2ラウンド

上町7 激戦の東京都知事選、「住んでよし、働いてよし、環境によし」、「困ったを希望に変える」、「憲法を守り抜くことは都知事の使命」、「安倍政権は戦後最悪の内閣」と旗幟鮮明な鳥越俊太郎さん。野党の共同を何よりも大切にし、決断をされた宇都宮健児さんも素晴らしい。
野党と市民の共同の力を見せる第2ラウンド。揺るぎない共同の発展を全国に、世界に示したい。今度こそ都民の苦しみに心を寄せるクリーンで誠実な都政を作りましょう。

選挙中、人生をかけてたたかう主権者に出会いました。「83歳まで生きてきて、これほど大事な選挙はない。命がけでたたかう」(五台山)、「再び障害者がごくつぶしと言われる社会がこないように人生をかけてあなたを応援する」(岡山)。候補者は一人ひとりの決意と行動を体現する使命があると肝に銘じ元気にたたかい抜くことができました。

激闘を終え中国、四国9県の党と後援会のみなさんに、ごあいさつを続けています。14日は高知で大西聡さんと共産党事務所、民主団体などをお訪ねしました。大勢の方が待ち受けていて下さり無数のねぎらいをいただき感無量。へこたれている場合ではないと叱咤激励されました。

15、16日は、岡山、広島、山口、島根。「春名さんの頑張りに励まされた。だからどうしても通したかった」、「口惜しさと申し訳なさで一杯」と声をかけていただきました。1年4カ月、ともにたたかってきた同志の目からこぼれる涙は私の胸に深く刻まれました。「新しい地平を開いた選挙、この口惜しさをバネにただちに総選挙に向けて立ち上がろう」。さすがに変革者の党と仲間です。

久しぶりに孫の将人君に会いました。少し見ないうちに顔が凛々しくなっている、よくしゃべる、この年齢にしてはすごいぞ、と完璧じじバカの私。癒し効果抜群の香川の旅。

〈高知民報 2016年7月24日付より〉

新しい道

青年と政治をカエル宣伝 市民と野党の共同の力が大きく発揮された選挙結果となりました。32の定数1の選挙区中11選挙区で勝利。前回野党が勝ったのは2議席ですからすばらしい躍進です。徳島・高知も、愛媛も惜敗、香川でも党公認の田辺健一さんが野党統一候補として大健闘―。「この道にこそ未来がある」と確信できる結果です。新しい民主主義の始まりです。

共産党は、改選3から6議席に倍増。しかし目標とした850万9議席に届かず、私も、あと一歩及びませんでした。雨の日も日照りの日も大奮闘いただいたみなさんに恩返し、高知の庶民の声、平和の願い、くらしの悲鳴を国会に届ける架け橋をと死に物狂いでたたかいましたから悔しくて申し訳なくて、言葉にならないのが正直なところです。

訴えた内容と手ごたえは今後に生きる大きな財産となりました。「給付制奨学金、学費半減など若者への投資はバラマキではなく未来への種まき」、「『大企業大富豪栄えて民滅ぶ』アベノミクスから『民が栄えて大企業もそこそこ潤う』経済対策を」、「日本共産党は専守防衛、震災復興でがんばる自衛隊員の命と誇りを守り抜きます」、「憲法9条は世界に誇る日本の宝、無傷で子どもたちに引き継ごう」。

選挙戦で語ったスローガンは市民の心をとらえました。安倍政権の暴走に対決する市民共通の思いです。

自公らで憲法改定に必要な3分の2を参院でとるかどうかが焦点となりました。数のおごり、強権的に9条を変える暴走を強行するなら国民のしっぺ返しが待っていることを知るべきです。国民の平和求めるDNAを安倍政権が壊すことはできません。

たたかいを支えてくださったスタッフ、党員、支持者のみなさんに心からお礼を申し上げます。これからも草の根で掲げた公約を実現するため不屈にたたかい続けます。

〈高知民報 2016年7月17日付より〉