私の歩んだ道
(12)地産地消 直販所づくりへ奔走
田舎で暮らす魅力は、新鮮で安全なおいしいものを旬で食べられることではないでしょうか。しかし、高知県では関東・関西等都市部への系統出荷が中心。「少品目大量生産」の農業形態が主流です。そんな中で「地域で採れたものを地域で食べる」循環型の地域経済づくりの土台として、「地産地消」に関心を持っていました。
高知県がすすめる「地産地消」事業の旧土佐山田町のメンバーとして意見を言ってきましたが、いろいろ制約があり、具体化することができませんでした。
そんな時、地元のスーパー経営者との出会いがあり「食の安全と地産地消の地域ネットワークづくり」の必要性を語り合いました。
スーパー経営者から「リニューアルする店舗に専用コーナーをとりますよ」との全面協力の回答がありましたが、それからが大変でした。発想はいいものの「いざ具体化」するとなるといろんな問題にぶつかります。
南国市で先進的に取り組んでいる関係者からアドバイスを受け、生産者のネットワークを広げていきました。「発起人」である私は生産者の方々に取り組みの目的を語り「構想」を伝えました。準備会は回を重ね1年がかりで昨年7月、旧土佐山田町のスーパーへの直販所オープンにこぎつけることができました。
ユニークな商品もありました。ペットボトルにメダカを入れ150円で販売すると飛ぶように売れました。今300人の生産者のがんばりで月額1000万円の売り上げに近づいており、「地産地消」の土台づくりへ歩みは確実に進んでいます。
これからは関係者と連携して、発生するゴミの減量化等「環境」と「循環」をキーワードに新たな取り組みが必要と考えています。
6月15日、南国市の協力で「南国市食育の教育・まちづくり、地産地消ネットワークを学ぶ」特別企画を開催。学校給食から発信した食育が市政の核になっていることに新鮮な刺激を受けました。
(高知民報06年6月25日付への寄稿です)
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