伊方原発の再稼働断念、電気料金値上げ撤回を四電に迫る

四国4県の日本共産党県委員会と県議団は4月11日、高松市の四国電力に対し、伊方原発の再稼働断念や電気料金値上げ撤回、再生可能エネルギーへの転換を申し入れました。 各県委員長や県議ら11人が参加。

四電から瀧川重理登エネルギー広報グループリーダーらが応対しました。 林紀子愛媛県委員長は「日本に安全な原発などない。巨大地震に備えるため原発再稼働を断念し廃炉の決断をすべき」と強調。

笹岡優四国ブロック事務所長は「東電1社だけで福島原発事故を償いきれない現実を直視すべきだ」と迫りました。

瀧川氏は「再稼働には安全が大前提」と改めて再稼働させる姿勢を示し、その一方で絶対事故は起こらないとの立場ではなく、起こりうるとして対策をとっていると矛盾する姿勢に終始。福島原発は、冷却としては一定進んでいるものの「収束」したとは言えない。事故の悲惨さは認めました。

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TPP交渉参加でJA愛媛・県森連と懇談

JA愛媛と懇談

“地域全体の問題” “懸念消えてない”

日本共産党の仁比そうへい前参議院議員は4月4日、松山市での街頭演説の後、愛媛県委員会の林紀子委員長と、植木正勝参院愛媛選挙区予定候補と松山市でJA愛媛中央会(写真)を訪ね、南條哲朗農政営農部長らと懇談。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題は農業者だけの問題ではなく、地域住民全体の問題であることで一致しました。県森林組合連合会も訪問し、TPP問題で懇談しました。

仁比さんは「首相は『守るべきものを守る』などと言ってTPP交渉に参加表明したが、交渉の余地はなく、首相自身『すでに決まっていることを蒸し返すことは難しい』と認めています。ルールづくりに参加することにはならず、アメリカのルールを丸のみさせられるものです。農業だけでなく、医療の分野でもアメリカのやり方を丸のみさせられる。このことを訴え、大きな国民運動にしましょう」と呼びかけました。

JA愛媛中央会の南條部長は、「首相が参加表明した3月15日夕方に林正照会長が、『極めて遺憾』との声明を出しました。われわれの立場は全然変わっていない。懸念事項もまったく解消されていない。これからも参加阻止の運動を続けるのが基本姿勢です」と話しました。

仁比そうへい前参院議員、松山の街頭から訴え

松山の街頭から訴える仁比さん

4月4日、仁比そうへい前参議院議員は愛媛県松山市に向かいました。到着後ただちに松山市駅前の街頭演説会へ。

仁比さんは「ふるさとを壊し地域の持続可能性を奪うTPP、原発再稼働。四国電力は『原発なくせが民意というが国民は自民・公明の安倍政権を選んだ。これが民意だ』とうそぶいたというのです。参院選でこそ審判の一票を!」と熱く訴えました。

山原健二郎さんの「第10回南炎忌」に参加

仁比聡平前参議院議員は3月9日、日本共産党衆院議員を10期31年間つとめ、10回忌を迎えた山原健二郎さんをしのぶ「第10回南炎忌」(高知市)に参加しました。

約130人の参加者は、山原さんの生前の活躍ぶりを伝える映像に大きな拍手を送り、こもごも思い出を語り合いました。國松勝実行委員長は「たんに山原さんをしのぶだけでなく、たたかいの決意の場にしよう」とあいさつ。山原さんの秘書を2期目から最後までつとめた平野厚哉さんが山原さんの人となりなどを紹介しました。

仁比さんは「参院選はこれからの日本をどうするかが問われる正念場のたたかい。山原さんが亡くなる2日前に『あとのことは頼みましたよ』とのべた遺志を引き継ぎ、山原さんのような裂ぱくの気迫で参院の議席を取り戻す」と決意を語りました。