2010年1月30日(土曜日)
[ まるの多事雑感 ] 笹岡優

プルサーマル

八幡浜市のプルサーマル学習会

「プルサーマル」ってなに?そんな疑問が出そうな耳慣れない言葉。プルトニウムとサーマルリアクター(軽水炉)の、プルとサーマルを結びつけて作った造語とか。この「プルサーマル」の危険性が大きな問題になっています。

23日に八幡浜市で開かれた「わかりやすいプルサーマルのお話」(伊方等の原発の危険に反対する愛媛県民連絡会議、伊方原発対策南予住民の会主催)に参加してきました。

講演は、谷本盛光新潟大学教授・理学部長。谷本氏は八幡浜市出身で愛媛大学勤務当時から原発問題に関わり、現役のニュートリノ研究者です。

「トイレなきマンション」といわれる日本の原子力政策――核燃料を燃やしてそこに残る使用済み燃料の処理が確立されていない原発を揶揄しての比喩です。

使用済み燃料の処理に困ったなかで考えだされたのが、「プルサーマル」という危険極まりない方式です。使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、それを従来のウラン核燃料とまぜて再び原発の燃料として使うというものです。

このやり方には、二重、三重の危険をはらんでいるといわれています。今の原発が危険なことは言うまでもありませんが、使用済み燃料を再処理する工程での危険、取り出されたプルトニウムの危険、それを従来のウラン燃料と混ぜて核燃料として再生する危険、再生された核燃料を再び核燃料として原発に使用する危険――地球と人類を滅亡に追いやる危険極まりない計画で、「悪魔のサイクル」とも言われています。

青森県六ヶ所村などで再処理されて取り出されたプルトニウムの量は、長崎型原爆を5600発分も造れる量になっていると言われています。

世界から日本は「核兵器」を持つのではとの「疑念」が広がっている根拠にもなっています。
こんな危険で無謀な原子力発電を四国電力は伊方原発3号機でこの2月から強行しようとしています。断じて許してはなりません。

    (高知民報10年01月31 日付への寄稿です)


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