1枚の写真。その写真には殺りくを繰り返す米軍機が写っています。いま四国でこの「写真」をもとにアメリカの軍事用人工衛星を利用して、四国の各地の上空で異常な低空飛行を繰り返しているアメリカ軍戦闘機の高度を計測し、国際的なルール・航空法を無視した違法行為を告発する取り組みが岡山県の専門家の方々の協力を得て進んでいます。
倉敷市に在住し、測量設計事務所を経営する秋山欣也社長は、地球の周りを回る軍事目的の人工衛星や停止衛星ひまわりなどを利用して自分が地上のどこにいるかを高性能原子時計によって送られる緯度・経度・高度などの情報を瞬時に割り出すGPS(全地球測位システム)装置を駆使して、標高や場所の特定など手際よく進めます。そのそばで長年米軍機の低空飛行を取材し、告発を続けてきた大野智久・岡山民報編集長。飛行高度やルートの特定に必要な山の高さや方位、仰角など細かい数値が正確に確認・記録されていきます。
写真があり、それを写した場所が特定でき、カメラのピクセル(画像最小単位)が判れば戦闘機の大きさから解明は可能とのこと。あとは、三角関数によってコンピューターが計算・解析してくれます。
4月29日には、高知県香美市の写真家・岸野暢三さんが今年1月に撮影した同市物部町矢筈山(1607m)山頂での「写真」をもとに現地調査。
向かい側の高板山(1427m)より低く飛ぶ米軍機EA-6Bプラウラー(電子妨害、敵防空網制圧機)が鮮明に写っています。山間地では初めての計測です。約10キロの測量機材を担いで県議、市議、平和委員会など総勢11名で挑戦。登山口の矢筈峠(別名「アリラン峠」)から1時間数十分で山頂に到着。テレビ高知の記者とカメラマンが取材。夕方のニュースで報道されました。
ジュリーこと歌手の沢田研二さんが、憲法9条を「守りきりたい」とバラード「我が窮状」を歌います。「麗しい国」が「忌まわしい時代に遡るのは賢明じゃない」と。同感です。
(愛媛民報・徳島新報09年05月10日付への寄稿です)









大野智久 さんからのコメント
2009年5月9日(土曜日)at 13:57:29
ご苦労様でした。
矢筈山山頂の現地調査のために、重い測量機材を運んでくださり、ありがとうございました。
平和な青い空を、私たちの手に取り戻すために、引き続きご尽力ください。