2008年8月9日(土曜日)
[ まるの多事雑感 ] 笹岡優

岩国増強の影響

2005年6月の岩国集会で
 
在日米軍再編強化による広島湾にある米軍海兵隊岩国基地への空母艦載機配備の影響が四国にも。
 
7月15日、16日、22日の3日間、愛媛県八幡浜市から大洲市上空を通り、高知県の早明浦ダムのある嶺北地域。徳島県の三好市から吉野川市にかけて吉野川沿いに「神社のお祭りをしていたら黒い煙をだして、墜落するかと思った」、「橋にあたりそうで、怖くて逃げた」など消防、警察、役場に問い合わせや抗議が殺到するほど異常な低さで飛行を繰り返し、香川県方面に抜けるルートを計6回飛んでいます。
 
徳島県と愛媛県が在日米軍司令部(東京)に問い合わせた結果、米軍機であることを認めていますが「低空飛行の目的や飛行ルート、所属、機種などについて、運用にかかわること」として一切明らかにしていません。
 
しかし、同時間帯に岩国基地に着陸するMC130双発のプロペラ機が確認されており、写真を見た市民団体の関係者は「米軍の特殊作戦支援機ではないか」と指摘しています。
 
なぜプロペラ機でゆっくり異常な低さで飛行を繰り返したのか。その目的と狙いは?
 
これまでの米軍機の低空飛行訓練は「オレンジルート」といわれ、徳島県阿南市から入り那賀川沿いに旧木頭村を経由し、高知県旧香北町上空で上昇し早明浦ダムや西条市四国電力加茂発電所などを仮装標的にして行なわれている訓練です。この訓練中1994年、早明浦ダム湖に「3秒差で大惨事」という墜落事故がおきています。
 
今年2月3日付の高知新聞が「米艦載機の低空訓練急増」「昨年188回のうち、オレンジルートは104回でトップ‥」と報道。

四国の軍事戦略化をねらった新たな飛行ルートです。
 
5月には高知県の宿毛港に米海軍イージス艦、徳島県小松島港にフリゲート艦が寄港しており、近く日本に配備される原子力空母ジョージ・ワシントンを核とし、新岩国基地を拠点に展開する新たな軍事作戦では。断じて許せない。私たちの空に軍用機入らない。

    (高知民報08年08月10日付への寄稿です)


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