3月13日、大阪発高知行きの全日空1603便・ボンバルディアDHC8-Q400型機が、前輪が出ないまま胴体着陸事故をおこした問題で国土交通省、全日空、日本航空に「航空機の安全確保に関する申し入れ」をしました。
事故調査委員会の報告では「前脚扉が開かず、前輪がおりなかった」。その原因として「ドアの開閉に関係している左右のリンクを結合している部分のボルト・ナットが脱落」
そのため開閉を円滑にさせるためのアームリンクの接続ブッシング(円筒形の部品)が横に抜けて「機体構造の一部と接触しリンク機構(ドア開閉)の動きを阻害していた」とのこと。
ここで不可解なことは、そもそもこのボルト・ナットは、ブッシングの横ずれを防ぐもの。ボルトには穴が、ナットには溝があり緩まないようにヘヤピンを通して割止めする。
それがなぜ「脱落」したのか。リンクの構造上からもブッシングへの縦(直線)の力が掛かったとしてもボルトへの横(左右)の力は掛からない。
まして、ボルトが抜け落ちるまでに今回と同じ機体構造の一部と接触してドアが開閉しないトラブルが発生していたはずだ。
これは私見ですが、考えられる可能性として「最初からボルト・ナットは装着されてなかった」のでは。
事故調査委員会の方に「ボルト・ナットがあったのであればリンク側面に接触の痕跡が残っているはず」と質問すると「調査中」とのこと。
ボンバルディア社から購入する前にはどのようなチェックをしたのか質問すると「完成する数ヶ月前から技術者をカナダに派遣し、対応した」とのこと。しかし、その時のチェックデータについては不明である。
同型機のシリーズは、1985年から就航し、過去7回(前脚の出ない状態)の胴体着陸事故を起こしていることについて、国も航空会社も知らされていなかった。
私の個人的な見解が、事故調委員会で現実の問題となればダダの「ボンミス」として済まされない。
日本の航空輸送政策のシステム的欠陥として正さなければならない深刻な問題を含んでいます。










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