2008年7月4日(金曜日)
[ 赤旗随想 ] 笹岡優

勤評反対闘争から50年

「勤務評定は戦争への一里塚」と位置づけ、「教え子を再び戦場に送らない」の誓いを戦後教育の原点にしてたたかいに立ちあがった高知県教職員組合の壮大なたたかい。「勤評反対闘争」から50年の歳月が流れました。このたたかいは高知県の労働運動、民主運動を大きく高揚させる出発点となったのです。

6月28日、「勤評闘争6・26 50周年記念集会」がこの歴史的たたかいの司令部となった高知城の北東にある教育会館(現高知城ホール)で開かれました。大会場には白髪の元教職員、現役の教職員、当時、小・中学生、高校生だった教え子、保護者や女性運動関係者などが詰めかけ熱気のるつぼとなりました。

――この中にこのたたかいに命をかけた一人・山原健二郎さんの姿が見えません。涙で視界がうるみました…。参加者の魂は、50年前にタイムスリップ。民主教育を守る高邁(こうまい)な情熱が伝わってきました。

あいさつに立った宮地崇夫・現県教組委員長は「1958年6月26日、7000人の教職員が県内各地から高知市立城西中学校に結集し『高知県勤評撤回総決起大会』を成功させ、勤評粉砕の決意を固めたこの『たたかい』の伝統に学び不断の努力とたたかいで築き上げられた『精神』を受け継ぐ」との力強い決意表明をしました。

――「勤評反対闘争」を弾圧するために青年教員を不当逮捕する警察。留置場に鳴り響く抗議と仲間への激励のシュプレヒコール。こんな毎日が続く刑務所の看守が、「黙秘」を貫き敢然とたたかう若き教員の姿に心動かされ、その後、看守を辞め労働運動に参加。まさにドラマです。

この時代のたたかいを知らない世代にとって、故山原健二郎代議士誕生の「秘話」、歴史を動かす激動のたたかいの原点にふれた想いです。

   (赤旗2008年7月4日付「こんにちは笹岡優です」への寄稿です)


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