3日、高知県立牧野植物園開園50周年記念イベント「五台山花絵巻」(6月30日まで)に行ってきました。
牧野富太郎博士(1862~1957)は、天性植物を好み、愛し、独学で半世紀にわたり研究を重ねました。日本人としてはじめて学名をつけて世界に発表した「ヤマトグサ」や新種としての「ヤッコソウ科」など新種、新変種は2500種におよびます。その旺盛な探究心は日本全国へのフィールドワークに誘い、採取した標本は約40万枚と圧巻です。
日本の植物分類学の父『牧野日本植物図鑑』の著者として、多くの植物研究家、愛好家を育て、その偉業は読み受け継がれています。
高知県には日本全国の3分の1にあたる3000種類の植物が生息しており、研究のホームグランドになりました。その後、東京大学植物学教室の利用、大学助手としての時期、世界的な資料と格闘し、観察、分類等に没頭されたといいます。
今回改めて植物学の深さに触れることができました。

植物への関心。それは人間が生きていくために必要な衣食住、薬の利用など切り離すことのできない社会の発展に不可欠の研究です。
自らを「草木の精」と称し、生涯を植物の研究に尽くした牧野博士のその生きざまを、以前、故山原健二郎元衆院議員が、「心躍る」尊敬する人物に挙げたことを想いだします。「一筋の道」、その姿勢になにか互いに共鳴し合うものを感じます。

山原さんとも晩年親交の深かった、牧野博士の教えを受けた園芸家・故武井近三郎氏の尽力で、高知市を一望する高台・五台山に牧野植物園がつくられ、その後、牧野富太郎記念館もつくられ、「牧野イズム」いぶく植物の精の宝庫として光を放っています。不思議なパワーをもらいます。
(赤旗2008年6月6日付「こんにちは笹岡優です」への寄稿です)











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