2008年5月24日(土曜日)
[ まるの多事雑感 ] 笹岡優

「自殺願望」

日曜市で春名さんと宣伝 

活動で愛媛県を移動中、新聞に「本気で自殺考えた、19%」とのショッキングな記事が目に飛び込んできました。
 
内閣府が5月16日に発表した初めての「自殺対策に関する意識調査」の結果が極めて深刻な内容で「20歳以上の男女の19・1%が『本気で自殺したいと考えたことがある』と答えた」というのです。年代別では30代27・8%、20代24・6%と若い世代が高く、性別では女性が21・9%と男性の16・3%を大きく上回り、パートやアルバイトなど不安定・非正規雇用が若者を「自殺願望」に走らせる要因になっていると分析しています。
 
次代の担い手が社会から「否定」され、自分の存在すら見失う歪んだ使い捨ての「格差社会」。この根本を正し、若者が生きがいと夢、希望の持てるルールある社会の実現は待ったなしと痛感します。
 
11日、不破哲三前議長が中曽根康弘元首相、土井たか子元衆院議長とテレビ朝日系「サンデープロジェクト」のスペシャル番組「激動の歴史を語る」に出演。不破さんはそこに同席していた学生に「居場所がなければ、ある社会をつくろう」とメッセージ発言。学生から拍手と感謝の声が。私も感銘しました。小林多喜二の『蟹工船』が若者の中でブームになっています。葛藤と模索の中で、それを乗り越える新たな息吹を感じます。
 
先日うかがった市立八幡浜総合病院での懇談で、医師数が平成17年の38人から平成20年には29人に、そして6月で2人内科医が退職し、よりいっそう厳しい体制。365日の救急体制は過酷で、現状では維持できず、連続勤務時間一人平均30・5時間。この医師負担の軽減策として水曜日の夜間と土曜日終日の救急患者の受け入れを中止するとのこと。
 
いのちと健康を守る現場の医師が自らの健康も害する過酷な勤務を余儀なくされている現状に、人間の命の尊さを見失った国の政治の冷たさを感じます。
 
政治の大本を正す決意を日々新たにしています。

    (高知民報08年05月25日付への寄稿です)


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