「イージス」とは、ギリシャ神話に登場する最高神ゼウスが、娘アテナに与えた、あらゆる邪悪を払う盾の名称とのこと。その女神の名前とは最もふさわしくない「邪悪」そのものの米海軍の「艦隊の盾」と呼ばれる核兵器搭載型イージス駆逐艦が再び高知県宿毛市に寄港(5月21日~26日)する動きが強まっています。
宿毛港には、2年前の06年5月にも米軍イージス駆逐艦「ラッセル」が寄港しており、米軍艦の県内寄港は二度目になります。
イージス駆逐艦の主な任務は、遠距離から同時・多数飛来する航空機や対艦ミサイルから原子力空母を中核とする「攻撃群」艦隊を守ることにあり、最新鋭のイージス武器システムと呼ぶ戦術情報処理システム・武器管制装置などを装備し、戦闘部隊の中枢を担っています。
寄港予定の米軍イージス駆逐艦「オカーン」は、ハワイ真珠湾を母港とし、1999年竣工以降、ブッシュ大統領が「9・11同時多発テロ」を最大の理由に無差別殺人を繰り返し泥沼に陥っているアフガニスタンやイラクへの侵略戦争に参加してきた血にまみれた軍艦です。
今回、同時期に徳島県小松島港にイージス駆逐艦などとともに「空母攻撃群」を編成するフリゲート艦が寄港を計画しているといわれており、「親善と友好」目的などという生易しいもではなく、明らかに在日米軍岩国基地への空母艦載機配備と連動した米軍基地再編強化の一環といわざるを得ません。
在日米軍岩国基地が松山空港の航空機管制権をにぎっており、高知新聞が最近四国での米軍機の低空飛行訓練が極端に増えていると報道しています。
豊後水道と紀伊水道に不法な戦争展開中の軍艦の入港を断じて許してはなりません。
「日米軍事同盟の廃棄、米軍基地撤去、平和な日本と世界を!」の声を大きくし、戦争そのものを世界からなくすために全力をつくすことが今こそ求められています。世界に誇る平和憲法をもつ日本、唯一の被爆国民として。
(高知民報08年05月18日付への寄稿です)










※コメントは、スパム対策のため、一度内容を確認したうえで公開させていただいています。公開まで時間がかかるときもありますが、ご了承ください。