2008年4月17日(木曜日)
[ まるブログ ] 笹岡優

後期高齢者医療制度は即刻中止を!

私たちは、長生きは誉れだと教えられ、長寿を祝ってきました。これは崇高な倫理として祖先代々引き継がれてきたものです。政府は、この倫理そのものを踏みにじり、人としてやってはならない悪行に手をかけました。
 
高齢者を「治療に時間も手間もかかる。認知症も多い。いずれ死を迎える」などと疎(うと)み、「死に直面した人に、きめ細かい手当てをするためのものだ」と居直っています。
 
先日、高知市内の説明会で、参加者の一人が「私は『高貴』と言われるほど誉れ高き人生をおくってきた訳ではない。『こうき』高齢者医療制度というから、老後を応援する制度だと思っていた・・・」とこの制度に対する痛烈な批判をしています。
 
すべての人々が加齢とともに体力など衰えてくるのはあたり前で、それには個人差もあります。それを一律に年齢で「線引き」し、高齢者を厄介者扱いすることは、およそまともな人権感覚ではありません。まさに疫病神の所業です。
 
長生きを厄介者にする風潮を絶対には許してはなりません。人は誰も老いることをとめることはできないからです。一刻も早くこの制度をやめさせようではありませんか、
 
後期高齢者医療制度に対する怒りは、いままで国民が苦しくても「甘受」して来た悪政に対する怒りとはまったく違う性質を帯びてきています。人々の人生観、倫理観をも根底から突き崩すものであり、世代を超えて生きる人間社会の営みと心に癒しがたい傷を刻みこむものとなっています。何とか我慢すれば、という限界をはるかに超えて、生命の尊厳・生きることそのものを否定するものです。
 
さらに、年金からの天引きは年金の目的をも根底から突き崩すもので、この制度の本性をむき出しにしています。こんな制度は即刻中止以外にない!という声は圧倒的多数の有権者の胸に渦巻いています。人間の尊厳にかけて、即刻中止させましょう。


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