「地デジ」、なにか舌を噛みそうな言葉が最近マスコミ等で流れています。「地上デジタル放送」の略称。国は、テレビの地上デジタル放送への切り替えをうちだしましたが、全国で大きな問題になってきています。
2011年7月から今見ているアナログ放送がすべて打ち切られ、テレビをデジタル対応に切り替えないとテレビが観られないことになるのです。
「えーそんなの誰が決めたの、今のままでいいのに」などの声があがっています。
テレビは日常生活に欠かせないばかりか地震や災害時にはなくてはならない情報伝達手段となっています。それを一方的に放送システムを変えるというやり方はいただけません。
デジタル対応のテレビ放送を観るためには専用のチューナー(機具・数万円)を装着するか、デジタル対応テレビ(10万円前後)に買い換えなければならなくなるのです。
先日この問題で、高知県の担当課やNHK、香美市などに調査・懇談に行きました。
話を聞けば聞くほど一方的で拙速な国のやり方に腹が立ちます。
住民への内容の徹底は極めて不十分で、国の関係省庁はもとより、都道府県やテレビ局でもその対応に大きな違いがみられます。
高知県は、難視聴地域を抱える全国40道府県でつくった、「地上デジタル放送普及対策検討会で」協議をかさね、国に精力的に改善を求めてきました。これまで電波障害の多い難視聴地域では共聴組合アンテナを立ててテレビを観えるようにしてきましたが、デジタル化になるとデジタル対応のアンテナの設置や、有線の老朽化の改善など整備が必要です。その費用も大変です。
一部地域は衛星放送で対応すると言っていますが、これもローカル放送が映らない問題と新たな費用負担もでてきます。
工事も県内業者が少なく期限までに間に合わない事態も心配されています。
デジタル化を一方的に決めたのは国ですから、今までどおりテレビが観られるように国が万全の対策をとるべきです。
(高知民報08年04月13日付への寄稿です)










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