冷たい風が吹き、底冷えのする1月26日(土曜日)の午後、高知市内をトラクターがのぼり旗をなびかせて走りぬけます。軽四トラックの荷台には農機具や大きな看板をのせて。
「わやにすな、水より安いコシヒカリ 重油、アメリカにゃタダ」などとその思いを書きつけた手づくり看板。そろいの緑色のジャンパーと「食糧主権」の鉢巻きで訴える農民。行き交う車のドライバーや沿道の人々も何事かとびっくりして振り返っていました。
高知県農民組合主催の「農業を守るトラクター(軽四)デモ」です。総勢50台で行なわれ、車から、市内の沿道のあちこちから手を振っての応援がありました。
集会では「米をつくってメシ食えぬ! 低価格政策をやめて! このままでは『日本のコメ』が消える」などのメインスローガンがかかげられ、日本農業の直面する深刻な現状を告発。家族農業までつぶそうとする政府・与党の農政への怒りに身が震えます。
この集会とデモに連帯と共同のメッセージを寄せた高知県農業協同組合中央会長山﨑實樹助氏は、世界人口の激増と地球温暖化による異常気象が干ばつ被害をもたらし、急速な食糧危機を招くことを警鐘し、「私たちの子どもや孫の時代に食料危機を迎えることは絶対に避けなければなりません。そのためには食料自給率を向上しなければなりません。農業者と消費者が日本の食料事情を共有し、将来に向けて食料の安定確保ができる国づくりを共に考え、行動しょう」との訴えに、参加者一同から共感の拍手がわきおこりました。
デモの後、声をかけられ振り向くと、私がかつて勤めていたヤンマーグループの農機具会社開発部の先輩でした。「共にがんばろう」と声をかわし、熱いおもいが胸にこみあげてきました。
(赤旗2008年2月1日付「こんにちは笹岡優です」への寄稿です)











※コメントは、スパム対策のため、一度内容を確認したうえで公開させていただいています。公開まで時間がかかるときもありますが、ご了承ください。