今年の元旦から春野町が高知市に合併し新高知市になりました。
人口35万人の県都・中核都市が誕生し、県全体の人口比で44%。南国市の8万人を加えれば県人口の半分以上が集中。一極集中と市町村間の偏在化に拍車がかかることが懸念されます。
高知県は、北に四国山脈、南に太平洋に挟まれた扇形をした地形。東の室戸市の人口は1万8千人、西の土佐清水市は1万7千人まで激減しており、人口減に歯止めがかからない現状です。この最大の原因が、農林漁業を切り捨てて一次産業を衰退させてきた自公政府の姿勢にあります。
日本全体でも東京一極集中が進んでいます。
東京都は全国で最も出生率が低い一方、毎年毎年8万から9万人規模で人口が増え続けています。
都市部への極端な集中は、今後予想される巨大地震など災害に弱く、その被害は甚大なものになるだろうと言われています。
高知県においても、再々豪雨被害をうけてきました。
高知県中央部の地形は山から海までが狭く、東の物部川から西方、西の鏡川から東方の雨水・排水はすべて浦戸湾に流れ込んでおり、高知市街への負荷が極めて大きい。地震による陥没や豪雨による堤防の決壊、台風、高潮などの被害につながります。その改善には、河川の改良で土佐湾に排水する河川構造の抜本対策が必要です。高知市一極集中の問題点と都市機能のあり方についてかつて県と意見交換をしたことがあります。
また高知市を中心に関係流域県議・市議に呼びかけ、現地の調査とその改善の必要性の協議もしてきました。
私が土佐山田町議であったころ土佐山田町では、「東部流域対策協議会」を立ち上げ、市街地上流部の雨水・排水対策として、大雨時に物部川に強制排水する改良工事を実施、大きく改善しました。
新高知市の船出。「住民の生命と財産を守る」という原点に立ち返り、地震や豪雨にそなえての安全対策の議論がいまこそ必要では。
(高知民報08年01月13日付への寄稿です)









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