「税金の無駄づかい、ただの観光ではないか」などと批判が高まっている香川県議会の海外視察問題で、「明るい民主県政をきずく香川県連絡会」と市民オンブズ香川が7月31日、県議会議長に対し抗議の申し入れを行ないました。
白川よう子県議と樫昭二県議団長も、日本共産党議員会として今回の視察費用の返還、海外視察の中止、議会改革検討委員会で対等な立場での議論などを申し入れました。
※香川県議会の海外視察即刻中止を求める申し入れ書
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白川県議は「海外視察に賛成した議員の責任も重い。議会改革検討委員会でも議論を深めるべきだ」と強調しました。
日本共産党県議団はこれまで、県議の海外視察に一貫して反対し、5月の臨時議会で白川よう子県議は目的や予算、詳細な日程の説明を求めていました。
申し入れ後、議会前で抗議集会を開催。約50人が「税金使って観光するな」とコールしました。
その後、香川県議会の海外視察の観光旅行問題はどうなったんでしょうね?
当事者の議員は何か責任を取ったのでしょうか?今後、同様の事例が発生しないような対策は取られたのですかね?
香川県議会では海外視察のあり方に関する検討委員会が11月24日に開かれ、改革案をまとめました。
検討委員会は、海外視察が「政策立案・提言に寄与する」「成果が県の産業・文化振興に貢献する」など派遣基準の明確化。目的、派遣先などを記載した実施計画を本会議前に議運で審査する。報告書を1ケ月以内に提出する。報告書のインターネット公開などで大筋合意しました。
他会派がそろって海外視察継続の態度をとる中で、日本共産党の樫昭二議員は、「県議の海外視察は廃止すべき」と主張しました。