昨年に続き原水禁世界大会、広島市主催の平和記念式典、日本共産党代表団の慰霊碑献花に参加しました。
式典では私の頬を涙がつたいました。一つは子どもの代表が「被爆者のみなさんの平均年齢は80歳を超えました。私たちには被ばくの実相を知らせる義務があります」と語ったことへの感動の涙。
もう一つは安倍首相の被爆者への思いも、核兵器をなくす具体的な提案もない無味乾燥なあいさつに対する怒りと憐みの涙です。
世界大会は26カ国89人の外国代表団、全国各地5500人が核兵器廃絶への思いを込め熱気ムンムン。二度とヒバクシャを生まない唯一の保障は核兵器の廃絶―。全国・全世界で沸き起こる熱いエールを交歓しました。
党創立94周年記念講演会で志位委員長は「綱領を平素から語り広げよう」。今回の参院選ほど綱領に焦点があたり語られた選挙はありませんでした。自衛隊と憲法、統一戦線の考え方など国民の懐に深く広く飛み語り合い疑問を解決し、ともに歩んでいく。この営みが未来を拓くカギとなります。
次の焦点は、2年半後までに必ずある総選挙です。四国ではまたしても議席を得ることができませんでしたが、いつまでもこの状態を放置することはできません。県議を辞し挑戦する白川容子さんを何としても国会に送らねばなりません。四国4県の覚悟と構えが問われます。定数6に、平和と庶民の議席を必ず―。「四国はひとつ」と燃えに燃えてたたかいましょう。
今回をもっていったん爽風をお休みさせていただきます。毎週悪戦苦闘しながら書き続けられたのは、何より読者のみなさんの励ましのおかげ。拙文にお付き合いくださり感謝の言葉しかありません。また新しい形でお目にかかれることを願いながら、ペンを置かせていただきます。暑さ厳しい折、どうかご自愛ください。
〈高知民報 2016円8月14日付より〉
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