アベ過ぎる

藍住

甘利大臣の辞任会見に唖然。「金はもらったが適正に処理。秘書への監督責任、政権に迷惑かけるから辞任、でも自分は悪くありません」。通用しません。営利を目的にする企業が見返りもなくお金を支出すれば背任。相手の意図も考えず50万円、100万円と平然と受け取り「適正処理」という感覚こそ大問題。企業献金を禁止するとの口実で95年に導入された政党助成金。実に6311億円が共産党以外の党に配られ、43党が受け取りうち34党はすでにこの世にありません。政治を腐らす企業献金、政党を腐らす政党助成金。どっちもまとめて廃止しましょう。

最近「アベ過ぎる」という言葉が女子高生の間で流行っているそう。他人の話が聞けない、聞かれたことに答えずごまかす人のことを指す。国会答弁を聞いていると「アベ過ぎる」と突っ込みを入れたくなります。

急所を突いた指摘には「ご指摘はあたらない」を連発。そのうえ自分の都合のいいように言葉を読み替える。「戦争」は「平和」、「増税」は「軽減」、「公約違反」は「公約を守った」。若い人たちの感覚は実に鋭い。

徳島、岡山、山口の新春のつどいに参加。「春を呼ぶつどいに春名を呼んでいただきありがとうございます」。美作市のつどいには、母も出席。正月も帰っていなかったので半年ぶりの対面。顔を見るなり「飛び回って体だけが心配じゃったけど、元気そうでよかった」と。こっちが心配しないといけないのに、いつまでたっても息子は息子、母にはかないません。

春のセンバツに明徳義塾ととともに土佐高校が選ばれました。文武両道・全力疾走・純白のユニフォームにファンも多い。息子も野球部OB。20年ぶり出場の古豪高松商業、離島のハンディを乗り越えた小豆島高校も魅力的。政春とともに球春も到来です。

〈高知民報 2016年2月7日付より〉
 

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